***少女小説と私 その1***
〜〜赤毛のアン・シリーズに出てくるゴグとマゴグ〜〜
「赤毛のアン」は全部で12巻あって、ゴグとマゴグの初登場は、第3赤毛のアンです。
パティの家と呼ばれる一軒家の持ち主が、旅行で1年以上家を空けるので、
その間、大学生のアンと友人たちは、その家を借り、共同生活を送ることに。
ゴグとマゴグはその家の暖炉の前に置かれている陶製の犬の名前なんです。
2008年の6月、アン展があった時、下の写真左のチラシを目にしました。
その時初めて、ゴグとマゴグは空想の産物ではなく、
モンゴメリが、実際に家にあった陶製の犬を、アンの物語に登場させたのだということが、わかりました。
そして下の写真右は、そのアン展で売られていた、ミニチュアのゴグとマゴグです。
今は、私の家のマスコットなんですよ。
さて、2014年の春から秋にかけて、NHKの朝ドラで「花子とアン」が放映されました。
ドラマの中で、花子の書斎に飾られていた陶製の置物。
あれは絶対にゴグ、マゴグのどちらかだと思っていたのですが、
置物が初めて大写しになった日、私はそれをばっちりカメラに収めました。
そしたら何と猫でした!前足が左側にあるから、これはゴグのほうです。
この話には後日譚があります。
NHK-BS3の番組「世界ふれあい街歩き」のコペンハーゲンの巻の時に、
のみの市のレポで、ゴグとマゴグが登場したのです。上の写真、右です。
売り場のおじさんが言うことには
「これは船乗りのかみさんが買って、外からよく見える出窓に置いとくやつ。
亭主が海に行っている時には、犬の顔を外に向けておく。
亭主が帰って来ている時には、犬の顔を家の中に向けておく。
そうやって(間男さんに)サインを送るんだよ。」
アンのお話とは大分違いますねえ。(^^;)
この犬がお気に入りのアンは、結婚祝いにパティの家の主から、犬たちをプレゼントされて大喜び。
そして犬たちはずっと、アンの家庭を、見守り続けるんですよ。
アンに限っては、ゴグとマゴグ、誰かへのサインの用途では使いませんでした。
アンとギルバートは末永くラブラブ。めでたし、めでたし。
ところで、このページの最初の写真、モンゴメリ家のマゴグと、
のみの市にいた、ゴグとマゴグを見比べてみると、
のみの市のほうが、足つきとか、斑点の模様とか、作業が雑なことがわかります。
両者の製造元は違うってことですね。
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