**アイルランド旅行記 その16**
〜〜野の花:ピンク、パープル〜〜
左2つ、Early Purple Orchidです。和名があるのか、わかりません。orchidは、蘭という意味です。
1つめは、バレン高原、巨人のテーブルそばに生えていたもの。
2つ目のは、イニシュモア島で撮ったものです。
右の2つは、Foxglove、きつねのてぶくろ。これはあちこちでたくさん見かけました。
こうやって写すと綺麗だけれど、花の中を覗き込むと、ひょう柄が不気味。
葉には、薬にも毒にもなる成分が含まれています。別名ジギタリス。
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左、これがヒースです。コネマラ国立公園で出会いました。
女の子の名前で、ヘザーってありますよね。マッカートニーさんの前の奥さんとか、チキチキ・バンバンの女の子とか。
ヘザー Heather も、ヒース Heath も、同じ花のようなんですが、どう違うんだろう、と英和大辞典で調べてみました。
辞書を読んだだけでは、違いがわかりませんでした。
生活の中で使われているニュアンスを体験しないと駄目ですね。(^^;)
花の匂いを嗅いでみたけど、香りがするのか、よくわからなかったです。
右2つは、タイムです。正しく言うとWild Thyme(ワイルド・タイム)。
どちらも、巨人のテーブルがある高原で撮ったもの。
この花は、モハーの断崖周辺にも、たくさん咲いていました。
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左の写真は、Wood Anemone。
小説「紅はこべ」を読んだ時から、英国やその近辺には、紅いはこべがあるのか、会いたいな、と思っていたのです。
私が出会った野の花のなかでは、これが一番「紅はこべ」に近いなあ、と思いました。
でもこの葉も花も、はこべよりゲンノショウコに近いんですよね。
それに色はスカーレットじゃないものね。(;。;)
後日、判明しました。
小説「紅はこべ」の花は、アカバナルリハコベ、のことだそうです。
アイルランドでは出会えませんでした。あるいは咲いていたのに、私が見落としたのかもしれません。
ネットでアカバナルリハコベの写真を見て、納得しました。色もスカーレットでした。(^^)
中の写真は、桜草っぽい形状です。桜草、で合っているのかな。
右の写真は、カラスノエンドウの大判。Bitter Vetchです。
さやがふくらんでいるのがあったので、カラスノエンドウのように鳴るか、試してみました。
中身の豆を抜いたら、外皮がぴたりと閉まらず、すきまができてしまったため、鳴りませんでした。
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左、すみれ。キャリック・ア・リード吊り橋そばで見かけました。
すみれに出会ったのは、ここ1箇所だけで、この1本だけだったから、写真に撮っといてよかった。
すみれが咲くのは春先だから、6月下旬に出会ったこの花は、遅咲きだったんですね。
中はSea Pink。別名Thrift。これも、キャリック・ア・リード吊り橋そばで見かけました。
和名があるかなと思って、英和大辞典を引く。はまかんざし。アルメリア。と書かれてた。
はまかんざし。なるほどね。まさに体を表した名です。
アルメリア、あれっ!その名には聞き覚えが。確か、フランシス・ジャムの詩にでてきたはず。
アルメリアの谷、アルメリアの谷は・・・・という一節が、記憶にあったのです。
調べてみたら、アルメリアという名のスペインの漁港がありました。
そうか、きっと、スペインのアルメリアには、このはまかんざしがいっぱい咲いているのですね。素敵だな。
いや、それともジャムは、スペインのこの町のことを謳ったのではなくて、
単にアルメリアがいっぱい咲く谷のことを謳ったのかも。どちらにしても、素敵です。
写真右は、ピンクの野ばら。野ばらはあちこちで見かけました。
これはBurnet Roseというバラだと思います。
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