**アイルランド旅行記 その17**
〜〜野の花:黄色〜〜
アイルランドは、この花なくして語れない。左、はりえにしだです。英名、gorse, furze。
野原に自生していますが、その量が、はんぱじゃありません。
高緯度のはずの北アイルランドのほうが、海流の影響で暖かいのでしょうか、北では、この花が満開でした。
そして中部、南部は、まだつぼみでした。
開花すると、とてもいい匂い。ラベンダーにバニラを混ぜたような匂い。そして鮮やかで綺麗なんです。
この写真は、コネマラ国立公園で撮りました。
写真中は、ミヤコグサです。英名、Bird's-Foot Trefoil。
そしてアイルランドの野の花辞典によると、別名Bacon and Eggsだって!
鳥足三つ葉、は理解できるんだけれど、ベーコンエッグとは、どう結びつくんだろう。
ひょっとして、つぼみの時赤っぽい色をしているのを、ベーコンに譬えたとか。
見下ろすんじゃなくて、花の咲いている高さで、写真を撮ってみました。
あかつめ草、デイジーが一緒に咲いているでしょう。ここはバレン高原、巨人のテーブル近くの草原。
写真を撮り終わって、立ち上がって振り向いたら、外国人観光客と目が合って、にこっ。
写真右、モハーの断崖そばで撮った、ミヤコグサ。
一緒に写り込んでいるのは、ヨツバムグラでしょうか。日本のよりずっと大きい。
アイルランドはムグラの仲間のサイズが大きいのでびっくり。
野の花:白のところで登場しますが、ヤエムグラなんて、人の身長ぐらいまで成長するんですよ。
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写真左、きんぽうげ。英名Buttercup。
これは俗称で、正式名は違うんですけど、私は正確さ至上主義ではないので、俗称OK。(^^)
関東嫁菜を、野菊というのと同じ。そのほうがずっと、話がスムーズにいきますもんね。
このように、クローバーやデイジーと一緒に、草原で咲いていることが多いです。
写真中、モハーの断崖と、きんぽうげを、一緒に写してみました。
きんぽうげに交じって咲いている、小さい黄色い花は、シャムロックです。この後、どアップが登場します。
右の花、ジャイアンツ・コーズウェイで買った壁掛けに、この花の挿絵と名前が描かれていました。
Saxifrageだって。辞書を引いたらゆきのした属、という意味でした。
葉っぱは、ゆきのした属には見えないのだけれどね。(^^;)
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さあ、この「花いかだ」みたいな変わった花。Irish Spurgeといいます。
直訳すると、アイルランドの燈台草。
左の丸い蕾が開くと、右のこんな感じに。可愛らしいですね。
ブラーニー城隣り、ロック・ガーデンで出会いました。
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はい、この左の花が、アイルランドの国花、シャムロックShamrockです。和名、米粒つめ草。
この花、春、東京郊外の野川沿いに咲くんです。(^^)
聖パトリックが、キリスト教の三位一体を説くのに、シャムロックの3枚の葉っぱを使いました。
そんなわけでこの花は、後にアイルランドのシンボルになりました。
写真中、ホテルの庭で育てられてるラベンダーに交じって、たんぽぽ。
この時は、あまりにもたくさんの泡吹き虫が、ラベンダーの茎で泡を吹いていて、
それに気をとられていて、しばらく気が付かなかったんですが、うわぁ、たんぽぽもよく伸びてる、とパチリ。
写真右、Kindney Vetchです。
kindneyは、腎臓。vetchは、からすのえんどう属。
からすのえんどうはわかるのだけれど、腎臓のほうがよくわからない。(−−;)
花の感じは、ミツマタに似てます。隣りにデイジーも写り込んでいますね。
これはキャリック・ア・リード吊り橋そばで。海辺に咲く花です。
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