**アイルランド旅行記 その20**
                     〜〜オリジナル曲「アイルランド」〜〜


「アイルランド」という曲を作りました。これでやっと、旅行記を完結できた気がします。(^^)
音源は、こちらです。
 ⇒ ♪♪♪♪♪
      

      ♪ アイルランド ♪
    
     
 1. その緑の島では 野原にきんぽうげ  えにしだ デイジー クローバー 仲良く咲いている
さんざしや にわとこや 石垣に囲まれ  牧場の牛や羊が 草を食んでいる
この平和の島では 火と風の力 水の力で電気を  それでやってゆける


    


左から、デイジー、にわとこ、牧草地。


2. 西の果ての教会 船乗りは祈る  そして荒れた海に向かう 大陸をめざし
風の強い島では 漁に出る父に  家ごとに違う模様で セーターを編む
クルラコーン レプラコーン いたずら妖精  願いを聞き届け 幸せをもたらす



    


は、船乗りコロンブスが、ここで航海の無事を祈願してから海に向かったという、ゴールウェイの聖ニコラス教会。 
はアラン諸島のイニシュモア島。昔ここの島の女たちは、家族が海で命を落としても、すぐに身元が分かるように、
家ごとに違う編み目を持ち、それでセーターを編んで着せ、男たちを漁に送り出した。
は、食糧貯蔵庫に隠れ住む妖精、クルラコーン。樽の中に潜み、家の主の引っ越しにもついていく。
レプラコーンは、旅行記その1にある、「妖精飛出し注意」の看板を、ご参照くださいね。


3. 城を守る領主は お世辞を並べ立て 呆れ果てた女王様 手ぶらで逃げ帰る
扉に穴をあけ 握手を求めたら  争いが静まって わかりあえた仲間
シャムロックの葉っぱは 父と子と聖霊  パトリックを讃えて 3月はお祭り

    


は、庭園から臨んだブラーニー城。領主は土地を守るため、奪おうとやってきた女王様に、ありとあらゆるお世辞を言いまくった。
とうとう女王様は、土地獲得をあきらめ、手元をむなしくして帰った。以後、英語にblarney=お世辞を言う、という新語が加わった。
そしてこのお城には、その故事にちなんだ、キスをすると口説き上手になるという伝説の石、ブラーニー・ストーンがある。
は、chance your arm=いちかばちかやってみる、というidiomの語源となった、和解の扉@聖パトリック大聖堂
実際に、歌詞の通りのことが起こったそうです。
は、アイルランドにキリスト教を広めた、聖パトリックの像@タラの丘
パトリックは、教義の三位一体を、シャムロックの3枚の葉っぱを用いて、わかりやすく説明した。
そんなことからシャムロック(米粒つめ草)は、後にアイルランドの国花になった。
パトリックを讃える聖パトリック・デーは3月17日。国を挙げてのお祭りがある。
その日のパレードは、シンボル・カラーの緑一色で埋め尽くされる。


4. 夜になるとみんなは パブに足を運ぶ  1日の疲れをとり 友と語らうため
バウロンがこだまして フィドルはむせび泣く  東からの旅人は 音色に酔いしれる
その日の終わりに思う 人のやさしさを  この国の宝物は きらめき続ける
受け継がれた宝物 きらめき続ける


    


左は、村のパブ。中は、中都市の道路沿いのお店。1階が黒い扉の建物は、いかにもパブっぽいですね。
は、バウロンの挿絵。山羊の皮で作られた太鼓です。バチは1本。
「東からの旅人」というのは、もちろん私のことです。(^^)


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アイルランドで、自分のために買ったおみやげは、この3つ。
アイルランド音楽では、スプーン2本を背中合わせにして即興の楽器を作り、鳴らすことがあるんですが、
そんなふうに初めから形づくられている楽器があるのではないか、と見込んで、楽器店を探しました。
そしたらこれがありました。Bird Spoonsといいます。
写真中は、民話の絵本。挿絵の豪華さに惹かれて買っちゃいました。もちろん英文ですが、児童向けだから、私でも読めます。
そして写真右、フィドルの曲が50曲入った楽譜、CDつきです。
自然な流れとちょっと違うメロディ展開、でも魅力的な音楽です。

もう1つ、野の花辞典(挿絵つき)も買ったのでした。あらためて写真を撮って追加するのは面倒なので、省略。(^^;)


    
 
 



**HPは、静止画像のわけですが、動画も作ってみました。
この旅行記を歌にして4分にまとめたものです。
You Tubeのページは、こちらです。 ⇒  「アイルランド」 詩、曲、歌 野川小麦

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